『はずれ者が進化をつくる』

『はずれ者が進化をつくる』

「私たち、
 頑張らなかったから
 生き残りましたーー」



このキャッチを読んでから
もう気になって気になって。

私はクリスチャンなので
進化論はあまり大きな声では言えません。

神様によって人間は作られたので
別のものが進化した結果が人間である、
という考え方はちょっと問題が・・・

が、そういうの取っ払って
この本を読んで良かったと思いました!


まず、目が鱗だったのが
雑草は育てようと思っても育てられない。

品種改良された種と違って
自由に生きる雑草は管理できません。

これには衝撃を受けましたね~


さらに読み進めて感じたことは、
あらゆる生物にとって最も大切なことは
「自分の種を残すこと」

だから、踏まれても踏まれても
立ち上がることよりも種を残すことに
エネルギーを注ぎ込む。

立ち上がることに必死になるのは
人間だけかもしれませんね。

『置かれた場所で咲きなさい』
という書籍がありましたが、
(内容は読んだことがないので想像ですが)
どんなに踏まれても優先するべきこと
もっとも大切なことが分かっているから
そのために行動をする。
これが変化する、ということかなと。

そう思った時、私にとっての
最も大切なことは何だろう?と考えました。

私は自分の子孫を残すことはできません。

そのため、
自分の意思を継ぐ者をこの世に残す、
ということになるのかもしれません。


書籍の感想に戻りますが、
生きることに努力は不要であり
すでに備わっているとのこと。

人間は考えすぎるため
生きるのに疲れてしまいますが、
本来なら生きるだけなら疲れない。

これもハッとさせられました。

爪も髪も伸びる。
心臓は止まらず、肺も呼吸をやめない。

つまり、生きようとしている。

どんな生物でも生きようとしている。

人間だけが、考えすぎて、
生きることを放棄しようとする。


そして、
はずれ者が進化をつくる
~生き物をめぐる個性の秘密~

個性とは、管理する側にとっては
ある程度そろってほしいもの。

個性的であれ!という世の中で
枠からはみ出るな!という管理者。

立場によって良くも悪くもなるもの。

個性に対する捉え方は、みんな違いますが
特出するから凄いのではなく
誰一人として同じ人間は存在しないので、
今の自分をありのまま受け入れ
私は私!他と比べない!
というのが、個性なのかなと思いました。


踏まれても踏まれても大切なことを
忘れなければ、強く生きていけるのかなぁ~