私が気分転換をする時、
ひとつだけ絶対条件があります。
それは・・・
電波が繋がらないこと。
だから、なるべく山奥へ行きます。
電波遮断ポーチを購入したので
その中に入れておけばいいのですが。
気になって、ついつい見てしまう。
電源オフにしておけばいいのですが
写真撮影する度にオンにするのが面倒。
さて、どうしたものか。
機内モードにも挑戦しましたが
何度も切り替えることにうんざり。
こんなにもスマホ依存している自分に
ちょっとビックリしてしまいます。
だからこそ、電波が繋がらない場所に行くのです。
もう諦めるしかない。
電波がないと頭で理解したら
電波がないなりの行動をします。
はじめのうちは、
電波を探してウロウロしますが・・・
なぜ、私はこんなにも
電波を探しているのだろう・・・
だんだんと自分の行動が
滑稽に思えてくるのです。
が、それには理由があります。
ちょっと前まで、
スマホと電波さえあれば
どこでも仕事ができる!
というキャッチコピーで働いていたから。
会社員として、きっちり9時〜18時まで
デスクに拘束されていた時代を思えば、
なんて憧れる甘くて素敵な響きでしょう。
ただし、会社員の頃は知らなかったのです。
スマホと電波さえあれば
(朝昼夜関係なく、年中無休で)
どこでも仕事ができる!
オンラインで働ける便利な時代。
日本にいながら世界中とやり取りできる。
とっても素晴らしいことだと思います。
ただし・・・
自分の働き方を選ぶのは自分です。
「便利なこと=良いこと」とは限りません。
あえて不便だと感じる環境に行くと
いつもと違う思考回路が鍛えられます。
どっぷりと便利さの中にいるのは
心地よいことかもしれません。
しかしながら、どっぷり浸かっている、
という感覚を失ってはいけない気がします。
便利であることに慣れてしまうと
感謝することを忘れてしまうから。
不便を味わう。
日常生活に、非日常的な思考回路を。
何か気づきがありますように。