急ぎ病・焦り病

急ぎ病・焦り病

スーパーのレジで列が空いているところを選ぶ。
他のレジの進み具合を思わずチェックしてしまう。

運転中、何度も車線変更をする。
ちょっとでも速く走ってくれそうな車の列へ。
ゆっくり走っている車を追い越す。

スマホをいじりながら、ファストフードを食べる。
テレビを見ながら、メールをチェックしながら、
いつもマルチタスクで「ながら」行動をしている。

次々と本を買うけど、積読。
速読して読むけど、記憶に残ってない。
電子書籍も買うけど、読むのは漫画のみ。

ターミナル駅では、常に小走り。

相手の話を聞いているようで、
実はテンポを早めることばかり考えている。
内容はほとんど頭に入ってきていない。

動画サイト、録画は2倍速が当たり前。
必要な情報だけ取れればいいので
映画やドラマはネタバレを読んで納得。
情景や音楽、余韻は感じない。

どれも、急ぎ病・焦り病の症状です。
あたなは大丈夫でしょうか?

現代は情報が多くて、消化するのも大変です。
しかし、どれもこれも抜けているものがあります。

「愛」です。

急ぐことも焦ることもあります。
スケジュール通りに進まずに
イライラ・カリカリすることも。

たった一つだけ、
「愛」という視点を入れてみてください。

きっと、これまでとは違う世界が見てくるはずです。


上記の症状は、私自身のこと。
私も急ぎ病・焦り病の重症患者です。

私が自分に出した処方箋はふたつ。
ひとつは、「お先にどうぞ」です。

レジで混んでいても車や徒歩で抜かれても
「お先にどうぞ」精神で。

もうひとつは、
スマホも本も動画も「ながら」をやめる。
ながらになってしまったら、どちらか選ぶ。
一点集中すること。

この生活を意識して数週間ですが、
仕事にも家事にも支障は出ておりません。

これまでより「愛」がこもっているので
マルチタスクよりも質が良い気がしています。